Think陶眞窯の想い
一つの器が完成するまでの工程それは二十を超えます
成形・化粧・絵付け・土作りなど、全ての工程において、職人の妥協のない手仕事が産み出した産物です。
このかけがいの無い工程を続けてこられたのは、「ものつくり」の楽しさを共感して頂ける、全てのお客様、そして、共に同じ想いで土と向き合ってくれる沢山のスタッフの力があっての事。
この先も感謝を忘れる事なく、次の世を羽ばたく子どもたちが「ものづくり」への憧れを抱けるような壼屋焼の窯元を目指して行きたいと思います。
陶眞窯
工場長 相馬大作
Makeひとつひとつ丁寧に
一歩一歩の積み重ねが
新しいものを生み出す
広く開かれた工房では、全ての工程を把握した職人たちがピンと張り詰めた空気をまとい、黙々と作業を重ねている。
その一つ一つの工程が、焼き上がる器の全てに繋がり、影響することを知ってるからだ。
沖縄のどっしりとした、おおらかな印象とは裏腹に繊細な一面が垣間見れる工房では、今日も新しい息吹をうけた器が並んでいる。
Gift自然からの贈り物
基本となる土は
もちろんの事
器を彩る釉薬も沖縄の大地からの産物です
土は沖縄で採れる赤土をはじめ、用途に応じて耐火度や粘りのある土を厳選しています。
釉薬は沖縄の南部で採れる稀少な具志頭白土と、お米からでるもみ殻、サンゴや貝殻などを焼成すると出来る消石灰を壺屋の伝統製法で手作りしています。
また、自社オリジナルの釉薬もいくつかあり、県内で採れるオニイタ(鉄の塊)など、県産のものを主に使用しています。
Born人と自然の力
「生まれらしみそーれ」
沖縄の土、木、風、が産み出した器
人と自然の共同作業
土の配合ひとつで、その風合いは別の印象を持つ。作り手と素材の状態が調和した時に初めて、未知の産物を手にする事ができる。
もはや人の力だけでは叶わない。
「生まらしみそーれ」
窯に火を入れた陶工は全てを火の神に委ねる。無事に生まれてきて欲しいとの願いを込めて。