ギャラリー群青

陶眞窯窯主 壺屋焼伝統工芸士 相馬正和

相馬 正和
「民芸は一人では出来ない他力道。それが本来の工芸の姿だと思います。焼物には、一に火、二に土、三に細工、という伝統で培われた物作りの精神と言えるプロセスがあり、その中で他にはない沖縄の匠の技が生まれてきたのです」。と語る相馬正和氏は、沖縄壺屋焼の陶器を作り続けて34年になる。若い頃に日本全国を旅し、焼物の造詣を深めていた。陶芸の世界に入る前は料理人としての修行も経験したという、筋金入りの職人魂を身に着けている。
 壺屋焼には相馬氏が求める民芸の世界があり、そこが陶芸修行の始まりとなった。高江洲育男氏に師事し、壺屋での修行の後、昭和50年に独立、陶眞窯を築いた。 (文 沖縄見聞館)

やちむん 荒焼やちむん 荒焼やちむん 荒焼
生まらしみそーれ

壺屋焼の多彩な技法を自在に駆使し、バラエティー豊かな陶器を次々と作り出し発表し続ける。その沖縄屈指の作陶技術を持つ匠の技は見る者を惹きつけ、楽しませてくれる。様々な日用陶器の他、荒焼で作られる「琉球南蛮」は相馬氏が追求する沖縄陶器の原点である。土と火が生む陶器の心を表現し、古来の焼物の姿を見事に伝え、創作の世界を作り出している。
民芸としての沖縄陶器に特段の魅力を感じると言う相馬氏の世界には、食、音楽、語らいといった人が集う豊かな環境がイメージされる。そこになくてはならないものが器、焼物なのだ。「やちむんは人に委ね、人に作っていく焼物。私は「生まらしみそーれ」(生まれてきてください)という言葉に沖縄の祈りの風土を感じつつ、焼物の心を託しているのです」。

相馬正和 陶歴
昭和24年 横浜に生まれる
昭和47年 沖縄に渡り壺屋焼高江洲育男氏(現代の名工・伝統工芸士)に師事 陶工見習いとして入窯
昭和48年 韓国に渡り古窯を訪ね研鑽を積む
昭和50年 恩納村に登り窯を築き独立する
昭和53年 読谷村座喜味に登り窯を移窯
昭和55年 西部工芸展・国画展に入選 大阪高島屋にて個展
昭和56年 国画会展入選
昭和57年 沖展奨励賞受賞
昭和61年 現代沖縄陶芸展・銀賞
昭和63年 沖縄開発庁長官が来窯し、お買上げとなる
平成 2年 横浜有臨堂ギャラリー個展・福岡大丸デパート個展・東大寺館長清水公照老子来窯し、製作する
平成 3年 現代沖縄陶芸展にて奨励賞受賞・大英博物館(イギリス)が来沖し、「線彫大抱瓶」をお買上げ。同館の常設展示となる。クラフトセンタージャパン丸善ギャラリーにて沖縄工芸デザイナー協会「亜熱帯の色と形」展を行い、会長を務める
平成 4年 福岡玉屋デパート・沖縄三越にて個展
平成 5年 NHK人生読本に出演「沖縄の心を焼く」 スペイン各地を歴訪し、研鑽を積む
平成 6年 スペイン各地を歴訪し、研鑽を積む 韓国に渡り、慶州利川の窯元をめぐり、研鑽を積む
平成 7年 リウボウ美術サロンにて個展・裏千家千宗室家元来沖し、琉球赤絵キビ灰釉茶碗をお買上げとなる・フランス、イタリアを歴訪し研鑽を積む
平成 8年 沖縄デザインコンペにて、作品「ブルーコーラル」照明器具が優秀賞を受賞
平成 9年 沖縄県事務局長賞を受賞
平成10年 リウボウ美術サロンにて個展
平成11年 リウボウホールに25周年として「群・舞・礁」の企画展を行う・三越デパート(沖縄)にて茶陶展を行う
平成12年 クラフトセンタージャパンにて沖縄のクラフト暮らしの器展を巡回する
平成13年 東京中野「一輪ギャラリー」にて個展
平成14年 現代沖縄陶芸展にて優秀賞を受賞・熊本・富山・沖縄にて個展・伝統工芸士の認定を経済産業省より受ける・広島ふく屋個展
平成15年 ベトナム・タイを歴訪し。研鑽を積む・京都大丸にて個展
平成16年 神戸大丸にて個展
平成17年 北海道芸術の森にて展示会・民芸きょうとにて個展・リウボウ美術サロンにて個展
平成18年 プラザハウスグローバルギャラリーにて二人展・民芸きょうとにて個展
平成19年 壺屋焼物博物館にて茶陶展・銀座画廊にて展示会・リウボウにて陶のかたりべたち「十三人の魂」展出展・京都法然院にて個展「生まらしみそーれ」展
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